B-15フライトジャケット!
こんにちは、ザ・ウォーリアーズです。
以前のブログでご紹介させて頂きました『B-10フライトジャケット』、天然ムートンの供給不足を踏まえて開発された初のコットン素材を使用したジャケットです。
1944年4月に採用されるようになったが、僅か9カ月と短い期間のみの採用だったんですよね。
そして、次に登場したジャケットがこちら。
『B-15フライトジャケット』です。
画像はシビリアンモデルになるので、少し官給品とは異なりますが、フライトジャケット愛好家に好まれるモデルです。
B-15が採用された期間は非常に短く、僅か7カ月と短命で終わってしまったんです。
その後、B-15Aが採用され、後にナイロン素材が採用されたB-15Bまでの間、コットン素材を採用したフライトジャケットは非常に短く現存するジャケットも少なかったそうです。
そんな短い期間に採用されたB-15フライトジャケット。
中でも、こちらのコルビネックス社が製作したB-15は、多くのメーカーがこのモデルをベースに復刻しているほど人気のジャケットです。
官給品はコットンツイルに対して、こちらは海軍で採用されていたジャングルクロス地が採用されております。
ジャングルクロス(コットングログラン)は、コットンツイルよりも高密度に織られた素材で、耐久性があり遮風性に富んだ素材なんです。
そして、フロントのジッパーをセンターで開閉できるように製作されております。
官給品は右にずれておりましたが、開閉しにくいとセンターに際言うされるようになり、こちらもその仕様になっておりますよ。
襟に設けられらファーは、B-10よりも大きくなり、首元を締めた時に防寒性が高まるようになっております。
襟につくストラップは、官給品はコットンで製作されますが、こちらはレザーが使用されたモデルで格好良いんですよね。
B-15の特徴の1つがフロントポケット。
B-10はフラップ付きのパッチポケットですが、B-15はスラッシュポケットになっているんです。
このポケットの採用になり、ハンドウォーマーとしての役割としても設けられるようになっております。
そして、もう一つの特徴がこちら。
左袖肩部分にペン差しが備わった点です。
B-10では、フラップポケットと共にペン差しが設けられておりましたが、安全性と利便性の点から袖に設けられるようになります。
そして、このディテールは形を変えてMA-1の時代まで採用されるディテールです。
B-10も革新的なジャケットでありましたが、B-15も負けず劣らず革新的なジャケットだったんですよね。
そんなB-15ジャケットを、ワイルドワンやゴットファーザーでお馴染みの俳優「マーロン・ブランド」が、映画“On The Waterfront(波止場)”で格好良く着ているんです。
大きな襟を立て、スラッシュポケット、オキシジェンタブがないことからB-15と推測されます。
左袖にはペン差しのディテールが存在しております。
マーロンブランドらしくタイトフィットに着ている姿が格好良いですよね。
(ギャラリーの男たちが着ているジャケットには、ピーコートやウールスポーツジャケット等も気になってしまします・・・。)
フライトジャケットの歴史の中で、短命であったコットン製のフライトジャケット。
陸軍や海軍ではコットン製のジャケットは長く採用されていたが、半世紀以上経った今でも色褪せないジャケットであります。
詳しくは店頭にてご覧くださいませ。
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