老若男女問わず、今のファッションを語る上で欠かせないジャケットの一つであるPコート。
その歴史は長く、18世紀には原型が登場していたとも言われています。
第一次世界大戦のころには米海軍の防寒着として採用されていました。
そんな『Pコート』について本日はご紹介させて頂きます。
『バズリクソンズのPコート』
米海軍が採用していたPコートを再現したこちら。
現代のPコートと違っている点はヘビーウエイトなメルトン地を採用しています。
そして、大きな襟。
海上で作業する際に襟を立てて顔を覆い、強風から身を守るために襟が大きくなっています。
襟の隙間から風が入らないようにストラップも備えつけられています。
次はフロントの合わせです。
一般的に、男性だと左身頃が上になりますが、海上では四方八方から吹く風から身を守るため、左右どちらでも着れるようになっています。
両身頃にボタンとボタンホールが同じ数で存在します。
右側から吹く風の場合は、右身頃を上にして着ることが可能です。
どちら側を上にしても違和感なく着れるように考えられているんですよね。
そして、そのボタンにも違いがあります。
今回のブログのタイトルでもありますが、アンカーの周りに13個の星が彫刻されたボタンです。
アメリカが合衆国として独立した時の州の数が「13」であったことに由来しています。
1930年代以降になると生産性とコストの面からこの13スターボタンが廃止されてしまうんですよ。
星があるかどうかではあるものの、その違いこそこのアメカジの世界では結構なポイントになりますね。
少しのディテールの差が、大きく関わってきます。
浪漫を求めるか否か・・・ってことですね。
そして、最後はこちら。
ポケットのライニングにはコーデュロイ地が備えつけられています。
冷えた手を暖めるためのハンドウォーマーの役割です。
これがあると、実際手を入れた際にその重要性を感じて頂けます。
と、米海軍が防寒着として採用されていたPコートには、深い意味合いが詰まっています。
本格ディテールが詰まっているものの、冒頭に申し上げた様に現代のファッションに非常に馴染む一着。
サッと羽織るだけで、めちゃくちゃカッコいい!
因みに、13スターボタンを採用しているPコートは他にもございます。
『グリームのPコート』
ミルスペックのPコートの雰囲気を残しつつ、ボアのライニング等を備えるシビリアンモデルです。
ウールボディーも柔らかく着易いので、こちらも非常にオススメです。
今一度『Pコート』に目を向けてみてはいかがでしょうか。
甘太郎
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