Dポケット
こんにちは、ザ・ウォーリアーズです。
Dポケット
その名の通りアルファベットの「D」の形をしたポケットですね。
所謂ダブルのライダースジャケットなどで多く見掛けるディティールですが、この仕様は主に1950年代より以前のものということは意外と知られていませんね。
ダブルのライダースジャケットの代名詞的な存在のショットのワンスター。
1950年代に誕生したワンスターにはDポケットは存在しません。
映画「乱暴者」
1953年に公開されたこの映画のジョニーもワンスタータイプを着用していますが、そのジャケットにももちろんDポケットは存在しません！
Dポケットは50年代以前のパイロットジャケット（アヴィエイタージャケット）から流用された仕様なんです。
今回はそんなアーリーセンチュリー寄りなDポケット付きのジャケットを集めてみました。
ホースハイドで仕立てられた一着です。
肩に設けられたエポレットには二つの星が光ります！
正に「ツースター」です。
同じくドライボーンズからもう一着ご紹介します。
画像のツートンの他にブラック、ホワイトと3色から選べます。
こちらは少し変形した形状のDポケットになっています。
Dポケットに合わせてスラッシュポケットも設けられているので使い勝手もいいです。
カフス部分がジッパーではなくボタン留めというのも特徴です。
最後はこちら。
残念ながらメーカー活動が終了してしまっているザ・フューのデッドストック品です。
シックな色使いのツートンデザインがカッコいいです。
サイズは44とBIGサイズ。
中々普段は合うサイズが無いという方はぜひご検討下さいませ。
それぞれアヴィエイタージャケットのスタイルを色濃く残したデザインが特徴的なアイテム達。
更に共通するディティールをもう一つ挙げると背面のアクションプリーツの位置です。
こちらはショットのワンスターの背中です。
アームホールの後ろに左右それぞれに設けられるよく見かけるタイプ。
それより以前の時代はというとこんな感じ。
背中の真ん中に大きくプリーツが入っています。
Dポケットという一つのディティールにスポットをあててみましたが、生まれた歴史や背景が見えてくると、お持ちのジャケットや気になってたジャケットがまた違って見えてきますね。
そんな違いを踏まえつつ、ぜひ店頭で実際にご覧頂ければと思います。
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