似て非なる、レザーカーコート
先週、ダブルライダースが入荷となりましたが、こちらのジャケットも入荷となっておりました！！
20世紀初頭。
モータリゼーションが進み自動車が普及していきます。
その流れと共に、自動車用のコートとして登場したカーコート。
丁度腰をカバーする、程良い着丈を有するジャケットとなります。
上質なホースハイドと丁寧な縫製技術が何よりの魅力で、目立った装飾が無いからこそ、素材の良さが際立ちます。
深みのあるレザーは、着用する楽しみを実感して頂けます。
フロントボタンとカフスにはブランドのオリジナルボタンを使用。
こういった時代のアイテムは、ミリタリー、ワーク、スポーツ等・・・どれを見ても上品さが窺えるのが特徴ですね。
もちろんアメカジのジャケットとしてオススメしているんですが、シックな装いにも対応出来る恰好良さがございます。
ここで、ブランド25周年のカーコートも改めて注目してみましょう。
以前も述べた様に、大まかなデザインは同じですが、使用する革やライニング等の性質が全く異なります。
同じ黒い革と見てしまったらそこで終了ですので、もう少しお付き合いを・・・
こちらは茶芯(茶下地)仕様のホースハイドです。
しかも薄く仕上げられているので、単純に軽い着心地となります。
そして、リネン100%のライニング。
と言うことは、着た時の重厚感、保温性みたいなスペックまで大きく違ってくるって話です。
冗談みたく受け止められてしまうことがありますが、先日入荷したエコホースは正に冬用と思ってよろしいかと思います。
ライニングがコットンにウールが混ざってますからね。
エコホースの重厚感も相まって、軽く羽織るものではないと感じております。
ですが、周年モデルはとにかく軽い！
つまり、私の中では春・秋に軽く羽織る為のカーコートと解釈しております。
だからこそ、タイトルにもある様に「似て非なる」ものなんです。
この2つをお持ちであれば、夏以外の季節にカーコートを着る楽しみが出来ます。
ついでに真冬用にムートンカーコートもオススメですよ。
実際にこちらの2つを揃えたお客様も少なくありません。
スペックの違いもそうですし、用途の違いも革ジャンを揃える立派な材料になります。
色々と緩和された今、「着て行くとこが無い」なんて言い訳ももう必要ありません。
気になってたら、一歩を踏み出してみてください。
甘太郎
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