フライトジャケットの系譜!!
こんにちは、ウォーリアーズ 甘太郎です。
今日はお天気は良いものの、空気が冷たい!!
ちょっと一気に寒くなり過ぎですね・・・
直近まで街では、アウター未着用の方も見掛けましたが、流石にもう無理でしょう。
寒さを我満せず、しっかり暖かい恰好で過ごしたいですね。
さて、冬のアメカジと言えば、ミリタリージャケットが欠かせません。
今年は特に動きが活発で、寒くなる前から「今の内に!」と、ご購入される方が多かったです。
現在も、店頭には沢山のラインナップがございますが、サイズ欠けも起こっております。
サイズがあれば、迷っちゃいけませんよ。
本日は「このアイテムを!」ではなく、ほんの少しですが、フライトジャケットの進化をおさらいしようと思います。
と言うのも、それぞれのモデルを知っていても、そこに繋がりがあることは知られていなかったりします。
ほんのさわりでも知っておくと、フライトジャケットの見方がまた違ってきて面白いですよ。
まずご覧頂くのはこちら。
キングオブフライトジャケットとして君臨する一着ですね。
贅沢にムートンで仕立てられており、革と言うより毛皮を身にまとうものです。
更に、各部の補強には馬革が使用されるなどなど、その豪華さは最高峰です。
ボリュームはありますが、案外着てみるとコーディネートがまとめ易いことに驚きますよ。
このB-3の前身には『B-2』があり、後に『B-6』などが登場します。
まぁ、またこのB-3などに関しては個別で綴らせて頂きます。
このレザー製フライトジャケットの「B」シリーズですが、当時としても非常にコストが・・・
そこで、コットンボディーへと移行していきます。
コットン製フライトジャケットの代表格と言えば、「B-10」ですね。
当店ではシンプルな無地に加え、カスタムモデルもご用意しておりますよ。
コットンボディーにムートンボアの襟、ライニングにはアルパカが使用されております。
表地がコットンになったものの、ムートン襟とアルパカライニングによって高い保温性と運動性が実現されています。
もちろん襟はリアルムートンなので、最高の肌触りです。
首のチクチク感を心配する方、ご安心を!
このB-10ですが、瞬く間に「B-15」へと移り変わっていきます。
B-10からの変化は、パッと見は感じないかもしれません。
ですが、しっかりと改良が加えられております。
B-10と同じ素材構成ですが、フロントジッパーはオフセットされていたり、ムートンボアも大きくなっております。
更に、着用者に嬉しい変更はこちら。
フロントポケットが、それまでのパッチポケットからスラッシュポケットへ変更となります。
これって、案外大きな進化ではないでしょうか!?
ちょっと残念なのは、肩のエポレットは省かれてしまっています・・・
この後、このB-15はA、B、C、Dとシリーズが続きます。
こちらが、B-15Cです。
エアフォースブルーと呼ばれるネイビーカラーになります。
外観デザインはあまり変わりません。
アウターシェルは、先に存在する「B-15B」のコットンボディーからナイロンに変更されました。
ライニングはアルパカではなく、ウールパイルになります。
どんどんと「あの名作ジャケット」に近付いているのが分かりますね!
このB-15Cは、あのマリリン・モンローが慰問の際に着用していたことでも有名ですね!
因みに、上の写真の他にこんな画像もございます。
モスキート部隊のスコードロンパッチのカスタムバージョンにも、袖を通しています。
この後、B-15CからDになり、「B」シリーズは「MA-1」へと繋がっていきます。
それと、ジャケットと少し違うポイントですが、この系譜の中で、「陸軍航空隊」から「空軍」に変わっているのも一つのポイントです。
ミリタリージャケットは、一着一々に歴史が詰まったアイテムです。
暗い歴史でもありますが、その経験から人類は大きな発展を遂げたのだと思います。
そんな背景にも目を向けつつ、ミリタリージャケットを楽しんでみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店をお待ちしております。
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